「日本には四半世紀も子どもが生まれていない村がある」

四半世紀で生まれた赤ちゃん1人、地方の村に見る日本の人口危機の規模
横堀健太朗君が7年近く前に生まれた当時、奈良県川上村枌尾(そぎお)地区で赤ちゃんが誕生するのは25年ぶりだった。多くの村民にとって、健太朗君の誕生は奇跡のようなものだった。赤ちゃんの生まれなかった四半世紀の間に、村の人口は半分以下のわずか1150人にまで減少。40年前には6000人が住んでいたが、若い住民はよそへと去り、高齢者は亡くなっていった。
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