場所はインドネシアの首都ジャカルタにあるOnodera User Run school。お年寄りに扮した同級生に対し、日本語であいさつとお辞儀…マグカップと2のトレイを差し出しながら、「お箸とスプーンも欲しい?」と聞くのは24歳のSiti Maesarohさん。
このロールプレイングは、インドネシア全土の職業訓練機関で日本の求人に合わせて行われている訓練の一例だ。Maesarohさん「日本が私たちを選んだ理由は、インドネシアの若者が高齢者の世話をするのに非常に優れているからだと思います」
2022年12月現在、日本の特定技能労働者制度の下で働くインドネシア人は16,000人を超えており、その数はベトナムに次いで2番目に多い。
インドネシアの人口は約2億8000万人と、世界で4番目にが多い。そして毎年、約300万人増加している。
同校の校長Kamila Mansjur氏「高齢者の世話をする労働者を日本にどんどん派遣することで、両国に利益がもたらされる」Maesarohさん「人口が多い一方で、この国には仕事が少ない。だから誰もが日本に行きたがっています」