「こわいこわい」露の記者、大統領の機嫌損ね即刻クビに。

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プーチン氏に質問した記者、数日後にテレビ局を去る
ロシアの国営テレビ局の記者が、ウラジーミル・プーチン大統領の毎年恒例の記者会見で質問した数日後に退職した。質問が当局の機嫌を損ねたためとの見方が出ている。
この記者は、シベリア北西部の北極圏にあるヤマル地区のテレビ局「ヤマル地区」のアリサ・ヤロフスカヤ氏。
ヤロフスカヤ氏は、ヤマル地区では鉄道などのインフラ建設が進められているが、サレハルドとラビトナンギの2つの町を結ぶ、オビ川に架かる橋の建設は止まっていると指摘。
「私たちの知事は、これを実現させるため努力をまったく惜しんでいない」と述べた。
「しかし、連邦レベルではこの工事に関する話をますます聞かなくなった。そこで質問だが、連邦政府の『重火器』に関わってもらうことはできないか」と尋ねた。
これに対しプーチン氏は、連邦政府が特定の事業に肩入れするのは不適切と回答。そのうえで、オビ川の橋は地域の交通インフラの要だとし、政府として注目していくと述べた。
ロシアのウェブサイト「Ura.ru」によると、ヤマル地区が属するヤマロ・ネネツ自治管区の高官が、ヤロフスカヤ氏の質問に不快感を覚えた。
同サイトはまた、「ヤマル地区」は地元当局が所有するテレビ局だと指摘。ある政府関係者の話として、知事はお世辞を好まなかったとし、鉄道に関しては別の質問がされる段取りだったと報じた。
さらに、テレビ局「ヤマル地区」も、ヤロフスカヤ氏が同僚からマイクを奪ったことに不満だったという。
一部では、同氏が記者会見中、プーチン氏の外見について「ボトックスや詰め物は見えない。年相応に見える」とフェイスブックに投稿したとされ、それが退職の原因となった可能性があると報じられている。
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