「痴漢抑止バッジ」製品化5作品が決定 アドバイザーも期待する“バッジの痴漢抑止効果”
今年で5回目となる「痴漢抑止バッジデザインコンテスト」。全国126校の学生が応募した581作品から、10校422人の中学生と高校生の投票によって12作品がノミネート、11月17日までの最終審査により製品化される受賞5作品が決定しました。○最優秀賞はショタさん(宮崎県立佐土原高等学校 産業デザイン科) さんの「カワいくても許されません」。
「カワウソ、カワイイ」というダジャレから生まれたというショタさんのデザイン。かわいらしいカワウソがスカートをめくろうとしていますが、「どんな人間でもしていいこととだめなことがある」というコンセプトだそう。「痴漢被害に遭わないため、これ以上痴漢被害を増やさないために、誰でも付けやすい痴漢抑止バッジがもっと広まってくれると嬉しい」という思いが込められている、親しみやすいデザインとなっています。○優秀賞:ふぇりこさん(武蔵野美術大学)「NO!!!」
痴漢に対する不満や怒りを、仁王立ちの女の子のイラストと「NO!!!」の文字で表現した作品。「この缶バッジが少しでも役に立ち、女性たちの心の支えになれば」という気持ちが込められています。○優秀賞:林秀人さん(新潟デザイン専門学校 グラフィックデザイン科)「見逃さない」
監視カメラを中心に据え、黄色い円と灰色のラインで「警告」を表すデザイン。痴漢を「許さない」「見逃さない」というメッセージが込められています。周囲への注意喚起で被害を未然に防ぎたいとのこと。○特別審査員賞(審査委員長 ハヤカワ五味賞):コモ子さん(中国デザイン専門学校 デザイン高等課程 基礎デザイン科)「監視カメラの警察官は見逃さない」
監視カメラと警察官を描くことで、痴漢行為に対して「見られている」「黙認しない」ことを表現。ポップな配色とかわいく目立ちやすい色づかいで、身に着けやすさと痴漢防止の両立をはかりました。
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