ゲノム編集して妊娠、禁止へ デザイナーベビー懸念
ゲノム編集技術を人間の受精卵に使い、子宮に戻す臨床利用について、厚生労働省の専門委員会は4日、禁止するための法規制を含めた制度をつくるべきだとする報告を大筋でまとめた。
ゲノム編集は、狙った遺伝情報を変えられる技術。従来より格段に使いやすい手法が2012年に登場し、農水産業や食品開発などの研究に使われている。一方、この技術を人間の受精卵に使って人為的に容姿や能力を変える「デザイナーベビー」への応用につながるとの懸念もある。
専門委の報告では、ゲノム編集技術で受精卵の遺伝子を変えて子宮に戻すことは、安全性が担保されておらず、世代を超えて影響が出る可能性があると指摘。
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