訪日客のカジノ所得 源泉徴収を検討 政府・与党
政府・与党は、国内に設置されるカジノで海外から訪れた利用客が得た利益について、所得税の源泉徴収を行う検討に入った。カジノ事業者に対し利用客のチップ購入履歴やゲームでの勝敗の記録・保存も求め、課税漏れを防ぐ。
競馬や競輪、カジノなどギャンブルで得た利益は「一時所得」として扱われる。カジノの場合、ゲームをするために購入するチップの代金と、退場時にチップを換金した払戻金の差額が課税対象になる。ただ、勝敗など詳しい利用記録がなければ、カジノ内で知人同士でチップを受け渡したりして利益がなかったように見せかける課税逃れが起きかねない。特に、訪日客はすぐに出国して税務調査ができなくなる恐れがあるため、源泉徴収の仕組みを導入する。
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