漁師捕獲の巨大ザメ、さらに巨大な生物に食いちぎられた? 豪オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の沖合で今週、漁師の男性が捕獲した大型サメがさらに巨大な生き物に食いちぎられたと見られる出来事があった。この生物の正体は不明だが、男性はイタチザメではないかと推測している。
この男性はジェイソンの名で知られるトラップマン・バーマギーさん。小さなサメの漁をしていたところ、クロヘリメジロザメが引っかかったが、すぐに巨大なアオザメに食べられてしまった。
アオザメを引き上げようとしたものの、今度はさらに巨大な生き物の餌食に。この生物はアオザメの体を食いちぎり、後には頭だけが残っていた。
ジェイソンさんはCNNの取材に、「何がアオザメを食べたのかは分からなかった」と説明。アオザメの体重については、食いちぎられていなければ「少なくとも」250キロになったと推定し、頭部だけでも約100キロあったと話した。
アオザメを食いちぎった生物の正体については、イタチザメではないかと推測。「今の時期はこのあたりに大量に生息している」と語った。
オーストラリアのグレートバリアリーフ基金によると、イタチザメは海で最大級のサメの一種で、成長すると体長約3~4.9メートル、体重約360~680キロに達するという。
一方、フロリダ自然史博物館のサメ研究責任者、タイラー・ボウリング氏はCNNに対し、アオザメを襲撃したのは恐らくホオジロザメかその類似種だろうとの見方を示した。
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