温暖化対策「抜け道を協議」 グレタさん、COPを批判
スペインの首都マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)に参加しているスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは11日、関連イベントで約10分間演説し、「COPで各国が(地球温暖化対策の)抜け道を協議している」と批判した。
グレタさんは、各国が「温室効果ガス削減量を二重カウントしたり、海外に(数字を)移転させたりと、ずる賢い方法を見つけている」と指摘。温室ガス排出量削減の公約を掲げている先進国に対しては「航空機や輸出入製品の分を加算しておらず、ミスリーディングだ」と断じた。
グレタさんはまた、「(気候変動問題で)一番危険なのは、政治家や企業トップが実際は何もしていないのに、行動していると見せかけていることだ」と強調。「対策を実行していると素晴らしい言葉で言うだけでは、利益以上に害をもたらす」と非難した。
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