17歳少女を性的暴行の州議会議員に終身刑判決、インド
インド・ニューデリーの裁判所は20日、2017年に北部ウッタルプラデシュ州で17歳（当時）の少女を自宅で性的に暴行した罪に問われていた州議会議員のクルディープ・シン・センガル被告（53）に対し、終身刑を言い渡した。
事件をめぐっては当初、暴行された少女が地元警察に被害を訴えていたが、被告が地元で4選の有力議員だったことから警察は訴えを無視。事件から約1年が経過した昨年、少女はヨギ・アディティナット州首相の自宅前で抗議の焼身自殺を試みた。その翌日には、警察に身柄を拘束されていた父親が死亡しているが、家族は父親は娘の事件の捜査を警察に求めたために拷問されたと主張している。
事件は、有力者が刑罰を免れているインドの実態を浮き彫りにした。
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