ドイツの歴史学者「朝鮮人追悼碑の撤去、日韓関係の故意的な棄損」
日本史を研究するボン大学のラインハルト・ツェルナー教授は、1月27日にオンライン署名サイトを通じて、「群馬の森」公園に設置された「追悼碑」の撤去に反対する署名活動を始めた。この署名には31日午前までに390人が参加した。署名活動を始めた理由について「大衆の追悼は上から命令できるものではなく、社会のあらゆる層が参加するプロセスだ。群馬県は、追悼と和解の重要性・必要性に対して、ただちに公開討論を行うよう求める。このように合意もなく追悼碑が撤去されることは、日本が歴史的責任を否定し、日韓関係を故意に損ねる行為とみなされるだろう。今なお終わっていない日韓和解のプロセスでも、今回の追悼碑の撤去は深刻な打撃になる」と書いた。教授は日本軍「慰安婦」問題の研究など韓日関係にも精通していることで知られる。
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「ルールに反したことがすべて」群馬の山本知事
群馬県の山本一太知事は25日の定例会見で、高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人追悼碑を行政代執行で29日から撤去することについて「碑文や設置の趣旨に問題があるといったことではなく、設置の際に定めたルールに反したことがすべてだ」と語った。そのうえで、「最高裁まで審議して下された決定に従い粛々と処理する」と従来の立場を強調した。
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