排水弁閉め忘れで水道代600万円…ミスした職員300万円賠償は妥当か兵庫県庁の本庁舎(神戸市中央区)で貯水槽の排水弁を閉め忘れたため約1カ月にわたって水道水が流れ続け、多額の水道料負担が生じていたことが6日、分かった。通常時より余分に請求された金額は約600万円。2019年10月に貯水槽の掃除をした際、本来、業者が排水弁を閉めるところを県の50代の職員が「自分で閉める」と言って業者を帰し、そのまま閉め忘れたといいます。閉め忘れた職員について兵庫県は訓告処分とするとともに…。兵庫県 井戸知事:
「2分の1でありますけど、損害賠償をしていただくことになりました」<ネット上の声>
「閉め忘れた職員が全額払うべき」
「ミスは誰にでもある水に流そう」菊地幸夫弁護士「これはもういろんな議論があると思います。まず非常に単純なミスなので、ちょっと気をつければこういうミスは起きないということで、『重過失』という部類に属するんだと思います。だから弁償をしなければいけないのは確かで、問題は金額です。今回、兵庫県が参考にした例が、東京の公立学校でのプールの水漏れという事案で、7人の先生たちが約50万円を分担したというもので、確か裁判になりました。その約50万円というのが全体の半分でして、じゃあ今回の兵庫県でも半分に、ということのようです。
ただ、この半分というのは別に法律に書いてあるわけじゃないんですよ。例えば職員の使い込みなんて言うのは全額返しなさいということになるんですけど、そうではない過失ですから、半分の300万円をミスした県職員が支払うというのは高いんじゃないかなというのが、私の個人的な考えです。個人的には一桁落として例えば数十万円くらいとか。やっぱり組織で動いてますので、色々な人の活動の中で時には失敗もあります。その反面、成功もあるということですから、何らかの失敗を全部担当者個人に負わせていいのかと。」
詳細↓