森会長の女性蔑視発言 五輪暗雲 政財界に広がる懸念 海外メディアも厳しい論調東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は4日、東京都内で記者会見し、3日の日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で女性を蔑視した発言をしたことについて「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」として発言を撤回し、陳謝した。だが、会長職の辞任は否定。野党は菅義偉首相に対して森氏に辞任を促すことを求め、財界トップからも大会開催への懸念の声が上がった。会見の序盤は「皆さんが邪魔だと言えば、おっしゃる通り老害が粗大ゴミになり、掃いてもらえばいい」と笑みも見せていた森氏だったが、中盤以降は表情が険しくなった。「(自ら)『五輪精神に反する』と認めている人が組織委会長として適任か」との質問には「あなたはどう思うか」と聞き返し、記者が「適任ではない」と答えると「ではそういうふうに承っておきます」と回答。「そういう話はもう聞きたくない」「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」と語気を強める場面も見られた。詳細↓