マクマスター米安保補佐官を更迭=後任に対外強硬派ボルトン氏
トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスの外交・安全保障政策の取りまとめ役だったマクマスター大統領補佐官(国家安保担当)が4月9日に辞任すると発表した。
事実上の更迭とみられ、後任には対外強硬派として知られるボルトン元国連大使(69)が就任する。
ボルトン氏は新保守主義(ネオコン)派の代表的人物で、2003年のイラク戦争では開戦を強く主張。北朝鮮の核問題でも同国への先制攻撃を唱えていた。トランプ氏が米朝首脳会談の受け入れを表明する中、対北朝鮮を含む政権の外交・安保政策に影響が出る可能性もある。
マクマスター氏は昨年2月、ロシア疑惑に絡み辞任したフリン前補佐官の後任に起用された。トランプ政権は発足から1年余りで3人目の安保担当補佐官を迎えることになり、異例の事態だ。
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