陸上イージス、ずさんさ浮き彫り 安保に「穴」、批判必至河野太郎防衛相がミサイル防衛(MD)の要と位置付けてきた陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入計画停止を電撃的に打ち出した。今になって民間地域へのブースター落下を簡単には防げないことが分かった、という釈明のできない理由からだ。候補地選定調査に続いて計画のずさんさが浮き彫りになり、政府への批判が強まりそうだ。政府はソフトウエアの改修で安全性を確保しようと米側と調整した。しかし、5月末になって迎撃ミサイルや発射装置の改修も必要であることが判明。河野氏は15日、改修には数千億円の費用と十数年の期間を要するとの見通しを示し、事実上の断念を宣言した。「見通しが甘かったと言われれば、そうかもしれない」。15日夕、記者団を急きょ集めた河野氏は、計画の生煮えぶりを認めざるを得なかった。詳細↓