スーダン、女性器切除禁止へ 長い闘いにようやく終止符スーダン暫定政府が、同国で古くから慣習とされてきた女性器切除(FGM)を禁止した。この刑事法改正によって、女性器切除術を行った者には最長3年の禁錮刑と罰金が科されることになる。女性器切除は、廃止を求める人権運動の高まりに反して、アフリカや中東、アジアの一部地域で今も広く行われている。現在は4人の子どもの母親である40代のハカム・イブラヒムさんが、スーダンの大半の少女たち同様、おぞましいと非難される女性器切除の犠牲になったのは、7歳の時だった。イブラヒムさんは儀式を受けた時のトラウマ的な体験を鮮明に覚えている。首都ハルツームのその地区の女性たちはイブラヒムさんの儀式の前夜、染料を使ってイブラヒムさんの両手にタトゥーを施しながら、歌ったり泣いたりしていた。当日、イブラヒムさんは小さな部屋に連れて行かれた。そこには白い服を着た女性がいて、イブラヒムさんの外性器を切除する手術を行った。「ベッドに寝かされ、全身に耐え難い痛みが走った」「痛みは1週間ずっと続いた」詳細↓