中国、伊藤忠社員に懲役3年 起訴の邦人9人全員に実刑
中国広東省の広州市中級人民法院(地裁)が先月、国家安全危害罪に問われた大手商社、伊藤忠商事の40代の男性社員に懲役3年の実刑判決を言い渡していたことが26日分かった。15万元(約230万円)の個人財産没収も命じた。
起訴事実や具体的な判決内容は明らかにされていない。
中国当局は2015年以降、スパイ行為に関与したなどとして日本人の男女14人を拘束。このうち起訴された9人は全員、懲役15~3年の実刑判決を言い渡されたことになる。
当局に拘束された邦人14人のうち、今月15日に「保釈」された北海道大の男性教授ら5人は解放され帰国した。一方、日本政府関係者によると、実刑判決を受けた9人はいずれも26日時点で帰国していない。
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