中国「世界はウイグルを弾圧する我々に感謝しろ」

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後頭部に電気ショックを……中国のウイグル人収容所で
中国・新疆ウイグル自治区で拘束され、1年3カ月にわたり収容されたというグルジラさんは、BBC調査報道番組「パノラマ」に対して、看守たちに拷問されたと話した。
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ウイグル問題、開き直る中国
中国政府は16日、中国最西部の新疆ウイグル自治区で大規模かつ残忍な警察国家を築き上げているという証拠を米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)に突き付けられた。何らかの形で流出したとみられる膨大な中国政府の内部文書を同紙が入手し、習近平国家主席による数々の非公開の演説内容をこの日、報道したからだ。
流出文書によると、習氏は演説で過激主義の”ウイルス”に感染したイスラム教徒は「一定期間、痛みを伴っても積極的に介入して治療」すべきだと発言。
2017年以降、数十万人ものイスラム教徒を拘束し、裁判もへずに再教育施設へと収容していく過程で必要だった中国官僚組織の冷血ぶりが明らかになった。
NYTの報道に対し、中国当局らは互いに矛盾するような3通りの反応を示した。まず新疆ウイグル自治区の政府は、報道自体を「完全なねつ造」とし、この地域が非常に成功していることに反感を持つ欧米の反中国勢力によるでっち上げだと主張した。
これに対し中国外務省の報道官は、少し慎重な反応をみせた。報道を全面否定はせず、中国政府のテロ・過激化対策が成功していることにケチをつけようと、「いわゆる内部文書」を自分たちに都合よく曲解した「下手なつぎはぎ細工」でしかないとした。
一方、国営メディアと一部の政府当局者らが示した3つ目の反応は、前者2つとは驚くほど異なる。新疆は実際に極めて厳しい統制下にある、と暴露された内容をほぼ認めたうえで、世界はそれに感謝すべきだと主張したのだ。
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nikkei

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