ウィーワーク、ソフトバンクの救済案受け入れ 情報筋
資金難に陥っている米シェアオフィス新興企業ウィーワークは、ソフトバンクが提示した救済案を受け入れた。事情に詳しい情報筋が22日、明らかにした。
ウィーワークの評価額は救済案の中で約80億ドル(約8700億円)とされ、年初の470億ドル(約5兆1000億円)から大幅に低下した。
ウィーワーク株式の29%をすでに保有しているソフトバンクは、少なくとも50億ドル(約5400億円)を追加出資する見通し。これによりソフトバンクはウィーワークの経営権を取得することになる。
救済案では同社共同創業者のアダム・ニューマン氏は取締役会を退くことになっている。
ニューマン氏は、自身の個人資産とウィーワークの間で自己取引を行ったとの疑惑や薬物使用などの行動が問題視され、9月に最高経営責任者を辞任した。
ニューマン氏には、本人の保有するソフトバンク株に対する10億ドル(約1080億円)、本人の負債返済のための5億ドル(約540億円)、コンサルティング代1億8500万ドル(約200億円)の計約17億ドル(約1800億円)が支払われる。
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アダム・ニューマン氏