「飛行機で隣になった人に話しかける」割合、日本は世界最低 フライト中のコミュ力の低さ明らかに
エクスペディア・ジャパンは6月27日、「フライト内コミュニケーションに関する意識の国際比較調査」の結果を発表した。調査は1年以内に飛行機に乗り、ホテルに宿泊した世界23か国の男女1万8237人から回答を得た。「機内で隣の知らない人に話しかける」と答えた日本人は15%で、世界最低だった。2番目に低かった香港(24%)とも9ポイント差が付いている。逆に、「知らない人に話しかける」と回答したのが最も多かったのはインドで60%。2位メキシコ(59%)、3位ブラジル(51%)と続いた。
知らない人とのコミュニケーションについて経験したものを聞くと、「頭上の棚に荷物を入れるのを手伝う」(24%)、「機内で他人に旅行のおすすめを共有する」(3%)、「フライトに遅れそうな人にセキュリティチェックの順番を譲る」(5%)など、日本人の経験割合はいずれも世界で一番低かった。どの質問においても、一番割合の高かった国と30ポイント前後の差があった。「このような行為を他人から受けたことはない」と回答した日本人は66%で、世界で最も多かった。「機内で寝ている人の前を通って通路に出る必要があるとき、どのような対応をするか」聞いた。世界平均では「起こして移動してもらう」が43%で最多だったが、日本では「寝ている人を乗り越える」(48%)が最も多く、「起こして移動してもらう」は29%に留まった。機内でどの席を好むかについても、特徴が見られた。日本は50%が通路側を好むと回答したが、世界平均では、通路側を選んだ人は34%。日本人が通路側を好む理由としては、「トイレに行きやすいから」という回答が最多だった。(ニコニコニュース)