ヒマラヤで死亡した登山隊、印当局が最後の瞬間捉えた映像公開
インド当局は8日、ヒマラヤ山脈の未踏峰登頂を目指す中、雪崩に巻き込まれて死亡した登山隊の最後の瞬間を収めた映像を公開した。
2分34秒間の悲痛な映像には、英国人4人、米国人2人、オーストラリア人1人、インド人ガイド1人から成る登山隊が明るい日差しの下、互いをロープにつないで、狭い尾根を慎重に、そして歩みをそろえて、雪で覆われた山頂を目指す様子が捉えられている。その後、画面は空白になった。
インド・チベット国境警察の広報担当者であるビベック・クマール・パンディ氏はAFPに対し、「突然大きな音がして、映像は空白になって止まった」「登山隊は非常に危険な尾根を渡っていた。彼らの体重で雪庇が崩れたに違いなく、これが雪崩を引き起こした」と述べた。
映像を撮影したカメラは、登山隊の列の最後尾にいた人物が持っていたもので、隊員のうち7人の遺体が発見された場所付近で、雪に埋まっていたという。
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