日本、IWC脱退=31年ぶり商業捕鯨再開へ
日本は30日、クジラの資源管理を担う国際捕鯨委員会(IWC)から脱退した。商業捕鯨再開を目指して反捕鯨国と議論を重ねてきたが、こう着状態が続き、将来の展望を描けないと判断したためだ。
1987年から南極海で実施していた調査捕鯨は打ち切った。一方、IWCの科学委員会に議決権のないオブザーバーとして参加し続け、資源管理に協力する方針だ。
政府は将来的に操業海域の拡大も視野に入れ、資源状況を把握するための「目視調査」を南極海で継続する。また、ノルウェーなど捕鯨推進国と連携を深めるほか、第2のIWCに相当する国際機関の新設も模索している。
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