まずは認識してほしい…実際に遭った、さまざまな「痴漢」被害描くイラストに共感の声
電車内で実際に遭遇した「痴漢」被害を描いたイラストがSNS上で話題となっています。痴漢の被害は年齢・性別を問わず、また必ずしも「被害者=女性」「加害者=男性」という構図で起こるものではないため、「子どもの頃に遭遇して怖かった」「男ですが、似たような被害を受けた」など、さまざまな声が上がっています。作者の女性に聞きました。
このイラストを描いたのは、イラストレーターのなごさんです。現在、フリーランスで活動しています。Q.今回のイラストを描いたきっかけは。
なごさん「迷惑行為に対する認識の乖離(かいり)があると感じたからです。実際に被害に遭う方がいて、しかし、それを訴えても『うそだ』『自意識過剰だ』と信じてもらえず、それどころか『被害者が隙を見せたからだ』『黙って受けていた方が悪い』と言われる、この状況を打破したいと思いました。そこで、まずは『こういう被害があるんだよ』と認識してもらえるよう、絵に起こしました」Q.描かれている痴漢被害は、実体験でしょうか。
なごさん「私や家族、近しい友人の実体験が含まれています。どれも時間や状況は関係なく、昼間のガラガラの車内でも起こることです。年齢や服装もバラバラですし、一貫性はないと感じました。特に『押し付け系』は満員電車よりもガラガラな車内の方が多いように思います」Q.これらの痴漢行為を「信じてもらえない」ことについて、どのように思われますか。
なごさん「友人とも話していたことですが、『幽霊を見たことがある/ない』に通じると思っています。迷惑行為をしたことがない人には想像もつかないでしょうし、知らないからこそ簡単に、『それくらいのことで』『自意識過剰だ』などと言い切れてしまうのではないでしょうか。
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