「戻れば迫害」 イラク人男性が難民認定求め大阪地裁に提訴
父親がイラクのサダム・フセイン元大統領の支持者だったことから反対派に迫害されたとして、イラク人男性(29)=京都府八幡市=が20日、難民と認めなかった国の処分の取り消しを求め、大阪地裁に提訴した。
訴状によると、男性の父親はフセイン政権時代の与党・バース党の党員だった。フセイン氏が2006年に処刑された後、何者かが叔父を襲撃して殺害。男性も、鉄の棒で顔を殴られるなどの拷問を受けたという。
17年1月に観光ビザで来日した際に難民認定を申請したが、法務省は認めなかった。
提訴後に大阪市内で記者会見した男性は、「イラクに戻れば迫害を受ける。安全な日本で暮らしたい」と訴えた。
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