厳寒の路上うろつく幼児、バスの運転手が車内に保護 米
米ウィスコンシン州ミルウォーキー市で路線バスの女性運転手が客を乗せて走行中、裸足で路肩の歩道を歩く生後19カ月の幼児を見付け、バスを止めて駆け寄り、抱きかかえて車内に保護する出来事があった。
幼児用の衣服を着ておしめも付けていた女の子の幼児はよちよち歩いたり、走り出したりするなどして交差点へ近付いていたという。
運転手は幼児を確保すると車内の運転席で抱きかかえるなどしていた。おびえてもいた幼児の体は冷え切っており、車内にいた女性の乗客が冬物のコートを脱いでくるませる善意も示していた。
幼児にけがはなかった。
バス運行組織の声明によると、幼児が歩道をうろついていたのは母親が精神的に不安定な状態に襲われたためと見ている。幼児はその後、父親に引き渡された。
バスの運転手が行方不明などになった子どもを見付けた事例は今回を含め近年で9件目に達したという。
cnn