独、ユダヤ人生存者に賠償 子ども救出作戦で渡英
ドイツ政府は17日、第二次大戦前夜の1938~39年、ナチス・ドイツ政権下で迫害され、子どもたちだけで英国に逃れたユダヤ人生存者にそれぞれ2500ユーロ(約32万円)の賠償金を支払うと明らかにした。当時、英国の慈善活動家らが子どもだけでも救おうと救出作戦を行い、約1万人がドイツなどから渡英した。
米国に本部を置くユダヤ人団体が賠償を求めてドイツ側と交渉を続け、救出作戦開始から80年に当たる今年、合意に達した。渡英した人々のうち約千人が生存しているとみられる。
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