海外「もはや日本文化は社会現象だ」 英国人がフランスで目撃した日本の影響力の凄まじさが話題に

今回の動画は、パリに移住した英国人男性が投稿したもので、
「なぜフランス人はアニメや漫画、
 特に『ONE PIECE』にハマっているのか」
が、
独自調査ながら、非常に詳しく説明されています。

以下が動画の要点となります。

「数年前にパリに移住し、まず気づいた物事の1つが、
 人々の日本のポップカルチャーへの没入ぶりだった。
 欧州最大の日本文化イベントもパリで開催されるし、
 漫画やアニメ関連の物事を目にする事なく、
 5分とパリの街を歩くことはできないだろう。
 特に『ONE PIECE』の人気は群を抜いており、
 地下鉄でもサッカー場でも、ルフィたちの姿が見られる。

 フランスにおける日本アニメ人気はまず、
 1970年代後半にフランスに上陸した、
 『UFOロボ グレンダイザー』の大ヒットから始まる。
 この成功を受けてアニメの日仏共同制作も行われ、
 それらの作品は、西洋のアニメーションとは一線を画す、
 日本独特のスタイルが魅力的だと評価された。

 以後子供向け番組にアニメが多数採用されるようになり、
 『ドラゴンボールZ』『美少女戦士セーラームーン』
 『キャプテン翼』など多くの作品が吹替版で放送された。

 しかし、様々な理由からアニメの放送が減ると、
 一度アニメの魅力を知った子どもたちは、
 マンガ版の出版を求めるようになった。
 1990年代には『AKIRA』や『ドラゴンボール』など、
 人気マンガが相次いで出版されるようになった。

 2000年代に入ると、『もののけ姫』の大ヒットや、
 『ONE PIECE』のフランス語版発売が画期的な出来事に。
 特に『ONE PIECE』は当初の翻訳ミスから立ち直り、
 2011年以降は断トツの売り上げを記録するようになる

 現在ではマクロン大統領も『ONE PIECE』ファンを公言。
 また、小学校の教科書にも登場した。
 国民的な人気を誇るに至っているわけだが、
 ルフィの自由と平等と仲間を重んじる精神性が、
 フランス革命の理念と重なるのが理由だと言われている。

 こうした『ONE PIECE』の隆盛は、
 1980-90年代の人々によって下地が築かれていた。
 異なる世代同士が日本の作品を求めた結果、
 フランスは日本国外で最大の漫画消費国となった」

 
以上になります。
15分に及ぶ動画は全編英語ですがフランスで話題となり、
1200近いコメントのほとんどは、
フランスの人々からのものでした。
寄せられていた反応をまとめましたので、ごらんください。

「日本の影響を受け過ぎだろ…」 フランスで売れた書籍の7分の1が日本の漫画という事態に

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