海外「世界に衝撃を与えた作品だ」BBCがとある日本アニメを『世界的な社会現象』として大特集

今回は尾田栄一郎先生による漫画作品「ONE PIECE」の、
特にそのアニメ版の人気に迫った、
「『ニッチ中のニッチ』から世界的な社会現象へ」
と題されたBBCの記事からです。

以下が要点になります。

「このアニメは1000話以上のエピソードがあり、
 フランスのエマニュエル・マクロン大統領や、
 ラッパーのトラヴィス・スコットもファンである。
 原作となった漫画は5億部以上を売り上げ、
 ギネス世界記録を獲得している。

 しかし2009年ごろは米国ではほぼ知られておらず、
 ポッドキャスト配信者のザック・ローガン氏は、
 当時は『ニッチ中のニッチだった』と表現する。

 しかし日本では成功を掴むのは一瞬だった。
 『ONE PIECE』の連載が始まった1997年当時、
 掲載誌である『週刊少年ジャンプ』は、
 ライバル誌『週刊少年マガジン』に遅れをとっていたが、
 『ONE PIECE』の連載が始まった事により、
 日本一の少年漫画雑誌の座を取り戻した。

 『少年ジャンプ』の編集者である中野博之氏は、
 『ONE PIECE』は日本の漫画業界を変えたと考えている。
 以前は最後までハラハラさせる筋描きが求められたが、
 『ONE PIECE』は行き当たりばったりではなく、
 緻密にキャラクターと物語の構造を構築した。

 米国で放送された初期の復帰替え版は、
 声優が説得力に欠けた事や、独自の改変により、
 人気を獲得することは出来なかった。
 しかしロックダウンの影響により、
 その人気は国際的にさらに加速する事となった。

 膨大なエピソード数に怖気付く人もいるかもしれない。
 特定の部分をスキップする事は出来るが、
 しかしそれでは重大な伏線を見逃す事になるだろう。
 最初はその長さに不満を言ってた人たちは、
 最新話に追いつくと『何でもっと長くないのか』と、
 不満を口にするようになるのだ」

このBBCの記事に、読者から様々な声が寄せられています。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。

「日本社会は世界の模範だ」 BBCが伝える日本の社会の素晴らしさが話題に

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