今回は、英国で1785年に創刊された世界最古の日刊新聞、
タイムズ紙が今月5日に配信した記事からで、
イギリスの元パラリンピック水泳選手、
エレノール・シモンズさんのインタビューが掲載されています。
シモンズさんは、北京、ロンドン、リオのパラリンピックにおいて、
合計5つの金メダルを獲得したスター選手。
昨年の11月に30歳の誕生日を祝うために来日しており、
その際の所感が記事としてまとめられています。
「エリー・シモンズが日本を訪れた際、
彼女は、この国が自分のために、
物事をとても簡単にしてくれる事に非常に驚いた。
彼女はこの国がどれだけ自分のために
物事を簡単にしてくれるかにとても驚いた。
軟骨無形成症のパラリンピック選手であるシモンズは、
道路を渡る際やエレベーターを呼ぶ際に、
ボタンが自分の適切な高さに設置されていることに気付く。
そして、点字などの触覚舗装が一般的であることにも。
しかしイギリスでは、駐車場から出る際に、
手助けをしてくれる人を待たなければ、
地元のスーパーマーケットに行くことさえできないという。
シモンズは以下のように語った。
「日本には常に2つのボタンがありました。
1つは平均的な高さ、もう1つは低い位置にあります」。
なお、日本の鉄道の約95パーセントは、
体が不自由な人でも完全にアクセス可能である。
帰国後、ロンドンの地元のスーパーマーケットで、
駐車場から出る際に操作が必要となる機械に、
手が届かないことに再び気づくことになる。
『常に誰かに助けを求める必要があります』と彼女は語る。
『機械の高さが下がるだけで、全然違います。
その恩恵を受けるのは私だけではありません。
車椅子ユーザーも同じように助かるでしょう』。
また彼女は「国に対して、社会における障害について考え、
今まで以上にアクセスを提供できるよう求めたい』と話す。
『 エレベーターが故障した場合、6日や2週間後ではなく、
1時間以内に修理できるようにする必要があります。
すべての人がアクセスできるようにすべきです』」
記事には、主にイギリスの人々から多くの反応が。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
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