中国深圳市の日本人男児刺殺に広がる衝撃…
岸田首相の「日中ハイレベル人的・文化交流対話」はどうなった?
日本中に衝撃が走っている。
中国南部・広東省深圳市の日本人学校に登校中、男に刃物で襲われ負傷し、治療中だった日本人の10歳の男児が19日未明(日本時間同)、死亡したニュースだ。地元警察や中国外務省などによると、男児が襲われたのは校門から約200メートル離れた場所。刺した男は44歳で、その場で取り押さえられたという。事件を受け、上川陽子外相(71)は19日、「極めて重く受け止めている。日本人の安全対策を含め、再発防止に向けてどのような追加的な措置が可能か検討を指示した」「深い悲しみを禁じ得ない。登校中の児童に卑劣な行為が行われ、誠に遺憾だ」と語った。中国の邦人襲撃事件といえば、東部・江蘇省蘇州市で6月に起きたばかり。学校のスクールバスを待っていた日本人母子が男に刃物で襲われて負傷し、案内係の中国人女性が死亡した件だ。ネット上では、保守系や右派とみられる人物からの《日本から中国人を締め出せ》《中国に媚びているからこうなる》といった過激な意見が少なくないが、日本人でも善人と悪人がいるように中国人のすべてが悪いという冷静さを欠いた見方は明らかに行き過ぎた論調だろう。一方で、この事件で岸田文雄首相(67)が19日昼時点で何らコメントを出していないことに対し、SNS上では《外交のキシダはどうなった?》《次の総裁選に出ないと決めても、あなたは今も総理大臣》といった声も。
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