富士通CFO、英郵便局の冤罪事件で陳謝富士通の磯部武司最高財務責任者は31日の決算説明会で、英国の郵便局スキャンダルについて「極めて厳粛に受け止めており、サブポストマスターやご家族に深くお詫び申し上げる」と陳謝した上で、今後も調査に協力していく考えを示した。英国では、富士通の英子会社が郵便事業者向けに提供していた会計システムの欠陥を発端に、多くの郵便局長らが窃盗や不正会計を働いたとして不当に有罪判決を受けた冤罪事件が発生。今後の対応については、「まずは法廷調査に全面協力し事件の解明を解明していくことが最優先」と繰り返した。詳細↓
1999年から2015年に渡り、700人以上の郵便局員が有罪判決を受けた事件。富士通CEOは水曜、「補償についてはできるだけ早く対応していきたい」と述べる一方、具体的な金額や日程については「法定調査の最中」「結果がまだ明らかになっていない」等の発言で濁した。