世界各国の半分で民主主義が後退世界の国々の半数が、選挙の欠陥や表現・集会の自由の抑制など、民主主義の後退に見舞われている――。スウェーデンに本拠を置く政府間組織、「民主主義・選挙支援国際研究所(IDEA)」は2日公表した年次報告書でこう指摘した。報告書によると、民主主義の度合いが低下した国の数が、向上した国の数を6年連続で上回った。こうした状態がこれほど長期間続くのは、1975年の調査開始以来で初めて。IDEAは、選挙、議会、独立した裁判所など、民主主義の「ガードレール」がほころび、法の支配を守るのに支障を来し、政治家の責任が問われているとした。詳細↓