日本兵遺書が米で発見、妻に「礼言フ」 家族どこに太平洋戦争中にインドネシアで死亡した日本兵が家族に宛てた”遺書”が複数、米国で見つかった。岐阜、福岡、長崎各県の兵士によるものとみられ、遺品返還活動を続ける米国のNPO団体から依頼を受けた日本遺族会が、宛先の遺族を捜しているが、3件が不明のまま。関係者は「遺品を通じて平和を伝えるため、遺族に届けたい」と話す。残る3通のうち、岐阜県下石町(現在の同県土岐市下石町)に宛てた手紙の差出人は「高木直市」、日付は「昭和18年9月21日」で、妻への「今初メテ心カラ礼ヲ言フ」との感謝や、3人の子どもを「立派ニ御前様一人ノ手デ養育ヲシテ呉レ」などと頼む内容。日本遺族会の記録では、3人はいずれも陸軍の独立野戦高射砲第40中隊に所属し、ワクデ島で44年5月20日に死亡した。詳細↓