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デップ主演映画上映、水俣市が後援拒否「制作意図不明」水俣病を世界に伝えた米国人写真家のユージン・スミス(1918~78)を人気俳優のジョニー・デップが演じる映画「MINAMATA―ミナマタ―」について、地元有志らが熊本県水俣市で8月に開く上映会の後援を、市が拒否していたことがわかった。市は「映画の内容が不明」などと理由を説明している。市は取材に、映画が史実に即しているかや制作者の意図が不明で、被害者への差別・偏見の解消に資するか判断できない、と説明。水俣病を過去のものとして忘れたいという市民もいることを踏まえ、後援が適切か分からないとしている。市立水俣病資料館長を務める上田敬祐・市環境課長は「名義後援はしないということで、上映会自体に反対ではない」と話す。詳細↓