アラブ圏選手に「ラクダ乗りを捉えろ」 独コーチが差別的指示
東京オリンピックの自転車男子個人ロードタイムトライアルに出場したドイツチームのコーチが、アルジェリアとエリトリアの選手に対し、「ラクダ乗り」などと人種差別的な言葉を向けていたことが明らかになった。大会第6日の28日のレース中、ドイツのニキアス・アルントが前方のアゼディヌ・ラガブ(アルジェリア)とアマヌエル・ゲブレイグザブヒエル(エリトリア)をを視界に捉えたところで、自動車で伴走していたドイツのパトリック・モスター・コーチが「ラクダ乗りを捉えろ!」などと連呼した。アラブ圏の人々に対する差別的な表現。声をかけられたアルントは28日、自身のツイッターで「がくぜんとした。そのような言葉は受け入れられない」と、コーチの言葉をはっきりと拒絶した。差別的な表現を向けられたラガブも「オリンピックにラクダレースはない。私はサイクリングに来た」と投稿した。詳細↓
Beim Einzelzeitfahren war eine rassistische „Anfeuerung“ vom deutschen Leistungssportdirektor Patrick #Moster zu hören. Er rief Nikias Arndt „Hol die Kameltreiber!“ zu, vor ihm fuhren ein Eritreer und ein Algerier. Gut von Florian Naß, das sofort zu kritisieren. #OlympischeSpiele pic.twitter.com/Lw3u0ruIpq
— Maximilian Rieger (@mjrieger) July 28, 2021