性的暴行された少女を加害者とロープでつなぎ、“パレード”させたのは「家族」だったインド中部のマディヤ・プラデーシュ州のある村で、16歳の少女が性的暴行被害にあった。床に押しつけられ、口に衣服を詰められて暴行された彼女は、気が動転し、家族に被害を報告した。すると、それを聞いた彼女の兄弟やおじ、いとこらは、他の多くの村人たちとともに、容疑者とされる近所の男性を見つけだし、何度も殴ったという。彼らの暴力は加害者のみならず、被害者である少女にまで向けられた。「家族に恥をかかせた」として、彼らは被害者の少女を同じように何度も殴った。その後、彼らは少女と容疑者をロープでつなぎ、村の野原や市場で「パレード」させたのだった。パレードを一目見ようと集まった群衆のなかには、被害者の少女に対し、殴る、蹴る、顔に唾を吐くなどの暴行を加える者も複数いたと報じた。村の農夫であるティラク・ラム・ビレラは、少女の家族の何人かとともにこのパレードを見ていた。少女を見て笑ったり、携帯で動画を撮影する人々を見て、彼は涙が出たという。