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ウミウシが頭部から体全体を再生 大部分切断でも 奈良女子大確認海洋生物・ウミウシの一種が、心臓など体の大部分を自ら切断(自切)した後、残った頭部から体全体を再生できることを奈良女子大の研究グループが発見した。失った体の大部分を再生できる例として水生生物のプラナリアやゴカイなどが知られるが、グループは「複雑な身体構造を持つ生物で確認されたのは初めてとみられる」としている。ウミウシが頭部で自切した原因は不明だが、体に他の生物が寄生していた個体もあったといい、寄生生物からの「自己防衛」を図った可能性がある。また、糸で個体の首部分を絞めてストレスを与えた場合にも、自切が見られた。人為的に切断した場合の再生現象については、実験していないためわからないという。詳細↓
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