中国・習政権が入国者に「肛門PCR検査」前提に人権意識の欠如海外からの入国制限の狙いも 識者「北京五輪ボイコットを」中国当局の人権軽視を象徴する行為として非難されているのが、入国者の一部に対して実施されている新型コロナウイルスの「肛門PCR検査」だ。2022年北京冬季五輪のホスト国としての資格も問われる異様な事態だ。消毒した綿棒を肛門に約3~5センチ挿入するという方式で、在留邦人の情報提供によると、検査は自身で実施するのではなく、他者が肛門に棒を挿入することで実施されているという。中国メディアは、肛門からの検体採取では鼻やのどに比べて陽性反応を示す時間が長いと検査を正当化しているが、元厚労省医系技官の木村盛世氏は、「肛門から検体を採取する検査は導入されて間もないためデータも少なく、信頼性も担保されていない。従来の検査より有効性が高いと主張するのは困難だろう。のどや鼻の検査よりも時間も手間もかかるはずだが、肛門検査にこだわる理由はあるのか。中国事情に詳しい評論家の石平氏は、「前提にあるのは、中国共産党における人権意識の欠如だ。肛門を介したPCR検査など人の尊厳やプライドを傷付けるような行為だが、そうした決定を躊躇(ちゅうちょ)なく行えるということだろう」と指摘した。詳細↓