デンマーク政府、全ミンクの殺処分命令を撤回 法的・科学的根拠に疑問デンマークで毛皮用に飼育されているミンクから新型コロナウイルスの変異種が見つかった問題で、デンマーク政府は国内で飼育されている全ミンクの殺処分を義務付けるとした命令を撤回した。政府は10月1日に、感染が確認された農家や感染の疑いのある農家から半径7.8キロ以内の範囲でミンクの殺処分を命じ、農家は命令に従って殺処分を進めていた。しかし感染が確認されていない農家にまでミンクの殺処分を命じる権限があるのかどうかをめぐって疑問が浮上、政府は法的権限がないことを認めた。政府によると、コロナウイルスは200以上のミンク農家で発見され、人間12人から変異種のウイルスが見つかっていた。殺処分については、ミンクを大きな箱に入れ、ガスを送り込んで殺すやり方に対して懸念も浮上している。殺処分が始まる前の時点で、デンマークでは1500万匹あまりのミンクが飼育されていた。詳細↓