マスメディアの紹介で相談急増…ボランティアと寄付で成り立つ「いのちの電話」現役の慶大生で、NPO「あなたのいばしょ」の代表を務める大空幸星さんが始めたのは、200人を超えるリモート相談員が自宅から返信できる環境を作り、相談者がいつ相談メールを出しても回答できるオンライン相談。
大空さん自身、過去に悩みを抱え、周囲の人に助けられた経験を持つ。相談員はボランティアだが、精神科医や臨床心理士も含まれているという。また、運営費はメンバーの負担と寄付で賄っている。「僕も奨学金をいただいているしがない大学生なので、アルバイトをしたりして、一時期は自己負担していた。今は事務局の他のメンバーも出してくれているし、寄付金も徐々に集まってきてはいるので、なんとか運営できている」。現在、1日200件を超える相談が届いているといい、目下の課題は応答率(1時間以内の返信)の低下だという。メール、チャットの利点は、事前に相談内容を把握しやすいことだという。「電話のように、“取らないと分からない”ということはない。そこで例えば自殺、虐待、DVいった単語の含まれるものは緊急性が高いと判断し、優先度を上げて対応することが可能になる。詳細↓