歌舞伎町の風俗王が開いた「ナチス礼賛」歌謡ショー
「会長は、演歌や『CR花の慶次~斬』の『ひとひらの花』の替え歌などを歌っていました。ダンサーをバックに従え、一日中、大騒ぎするんです」そう話すのは、都内のある不動産会社に勤めるAさんだ。彼が「会長」と呼ぶのは、“歌舞伎町の風俗王” と呼ばれる森下景一氏(69)だ。森下氏は、1980年代後半にテレホンクラブ「リンリンハウス」を創業し、業界最大手に育て上げるなど、長年にわたり風俗業界で成功を収める人物だ。ロボットと過激な衣装を着たダンサーのショーが話題を呼び、歌舞伎町の観光名所となった「ロボットレストラン」や、ネットカフェ大手「マンボー」も森下氏が手がけた。そんな森下氏は、毎年秋になると、グループの社員を集めて “歌謡ショー” を開くのだというが……。「鉤十字について、会長は何か意味を持って掲げさせたわけではないようですが……。私たちグループの社員は、『会長カッコいい!』と、盛り上げるのに必死でした。これも仕事だと思ってやっていましたが、ハーケンクロイツが乱舞する会場を見て、『さすがにもう、ついていけない』と思いました。たとえ、ナチスを礼賛する意図がなかったとしても、「鉤十字」のモチーフは安易に使えるものではない。2016年には、欅坂46がハロウィンイベントで着た衣装が、「ナチスの制服に酷似している」と、世界中から批判を浴びたこともあった。元外務省国際情報局長の孫崎享氏も、こう話す。「もし、ドイツでこんなことをしたら、刑事罰が科されます。ナチスが起こしたホロコーストは、人類史上類を見ない戦争犯罪です。関わったナチスの犯罪者たちは、今も世界中で追及されています。こんなものが広まったら、日本の国益すら損ねかねません」コロナ禍が直撃し、苦しい状況が続く歌舞伎町。吹きすさぶ嵐が厳しくならなければいいがーー。(Yahoo:FLASH)
引用:Facebook、Reddit