「マスクで肌荒れが酷い><」新たな社会問題が発生。

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マスク蒸れでお肌にトラブル  常在菌が活発化、皮膚炎も
「マスクの中が蒸れる」「肌がただれてかゆい」「息苦しい」などなど。高温多湿の日々が続く中でも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としてマスクは欠かせない。このため、マスクにこもった息の湿気に汗の刺激が加わり、口の周囲の皮膚トラブルに悩まされている人が増えている。
製薬会社の第一三共ヘルスケアが今年4月、男女995人を対象に行ったアンケートでは、20~30代男性の約半数(47.3%)、20~30代女性の約7割(68.7%)が今年に入り、ニキビや吹き出物などマスクによる肌トラブルを経験したと回答している。
「基本的にマスクはつばや飛沫(ひまつ)などを封じ込めるので、通気性は悪い。息に含まれる熱気や湿気、汗が皮膚とマスクの間に留まって蒸れの原因になる」。蒸れは、マスク着用に伴うトラブルの最大の要因だ。
トラブルが起きるもう一つの大きな要因は、マスクと皮膚の摩擦だ。皮膚を保護する表皮の角質が蒸れによりふやけてバリア機能が低下した中での摩擦から、口の周囲が赤みを帯びたり、かゆくなったりする。
皮膚の湿度を適度に保持することにも気を付けたい。「蒸れているから保湿は不要と思う人も多いだろうが、入浴後にこそ保湿が必要なことを思い起こしてほしい」。マスクを外した直後は入浴後と同様に皮膚が乾燥してしまう。保湿のためには、帰宅後にマスクを外したらすぐに洗顔した上で、基礎化粧水や保湿クリーム、保湿リップを使った丁寧なケアを欠かさないようにする。帰宅時や就寝前などに最低1日2回は心がけたい。
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