NHKの米デモ説明動画、「黒人差別過ぎる#」と批判浴び削除。

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NHK番組の黒人の描き方に疑問「敵を作らせるやり方だ」と在米ジャーナリスト指摘
NHKの国際ニュース番組「これでわかった!世界のいま」が、アメリカでの「黒人の怒りが噴き出していること」について「背景には黒人と白人の貧富の格差がある」などとし、批判を浴びている。
動画での黒人の描かれ方にも疑問の声が上がっていて、ニューヨーク在住のジャーナリスト・津山恵子さんは「なぜ普通の人物としての扱いができないのか。黒人は怖いものだというイメージを作り上げているのが最大の問題点。怖い顔をして、筋肉質で、日本のヤクザ映画のような巻き舌で喋る。私の周りでは見ない黒人像です。なぜ普通の人物としての扱いができないのでしょうか」と話している。
他の部分にも差別的な表現があると津山さんは話す。
「黒人たちの背後で車が燃え、黒い煙が上がっています。足元には埃が舞っていて、いかにも暴動であるかのようです。アフロヘアーもアメリカではNGの表現です。2度デモの現場を取材していますが、白人など多くの人種が参加していて、実際はむしろ黒人の方が少ないくらいです。」
この動画には、ハッシュタグで「抗議デモ」とつけられているにも関わらず、人種差別で発生する命の格差には一切触れず、経済的な側面のみを取り上げたものになっている。動画が投稿されると「お金の問題なのか」「これが人種差別的だ」などといった批判が数多く寄せられた。
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