豪で「中国人への多くの差別」 中国政府が渡航中止勧告、対立深まる中国外務省の華春瑩報道官は8日、「オーストラリアで最近、中国人やアジア人に対する多くの差別がある」と述べ、多数の在豪中国人が侮辱や危害を受けていると指摘した。華報道官は8日の定例会見で、「シドニーやメルボルン、ブリスベンやオーストラリアのその他の都市で、中国人に対する差別的な意味合いを含んだ落書きが確認されている」と指摘。また中国の文化観光省は先週5日、新型コロナウイルスに関連した差別が増加しているとしてオーストラリアに旅行しないよう勧告しており、両国の対立が深まっている。通勤中や運動中、スーパーマーケットでの買い物中にマスクを着用していていじめられたり、つばを吐かれたり、嫌がらせを受けたりするなどの被害が報告されており、また車の窓を割られたり、車や私有地の建物に人種差別的な言葉が落書きされたりするなどの行為を受けたとの報告もあったという。詳細↓