黒人男性制圧死にスポーツ選手も抗議
大坂なおみ「自分自身に何も起きていないからといって…」
黒人男性ジョージ・フロイドさん(46)が白人警官に暴行されて死亡した事件は、抗議デモが全米に広がる騒動に発展。事件後に解雇された元警官デレク・ショービン容疑者(44)は殺人容疑などで逮捕された。スポーツ界のスター選手たちが、怒りをあらわにした。
父がハイチ系米国人でもある大坂は、ツイッターで反応した。容疑者が男性の首を膝で押さえつけ、男性が「息ができない…」と訴えていた現場の様子を捉えた映像をリツイート。黒人差別撤廃を訴えた公民権運動指導者、キング牧師の言葉「沈黙は今や裏切り行為だ」を紹介した。
大坂が社会問題について言及するのは異例だが、“沈黙”してはいられなかった。「自分自身に何も起きていないからといって、何も起きていないというわけではない」とも投稿。人種差別について、自分自身のこととして考える必要性を強く訴えた。
今年1月の全豪オープンで大坂を破った新鋭で黒人選手のコリ・ガウフ(16)=米国=も、過去に非武装で殺害された黒人の人々の写真をまとめた動画をツイッターに投稿。自身も黒のフードをかぶって動画に登場し、「次は私?」というキャプションで問いかけた。
プロフットボールNFLで国歌斉唱の際に膝をついて差別に抗議した元フォーティナイナーズQBのコリン・キャパニック氏(32)は、この事件を巡る抗議活動で逮捕された人々に対し弁護士を雇う基金を創設。NBAのレブロン・ジェームズは、そのキャパニック氏と、男性の首を膝で押しつける警官を掛け合わせた画像をインスタグラムに投稿。「これが(膝つきの)理由だ。これで分かっただろう?」と怒りを込めた。
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