月: 2020年2月

新型ウイルスに効く？伝統薬、中国で人気沸騰 効果に疑問の声も
中国で、スイカズラなどの植物を成分とする液状の伝統薬「双黄連」が新型コロナウイルスの治療に効果があると科学者らが明らかにしたことを受け、人々がこの薬を求めて薬局に殺到している。ただ、薬の効力を疑問視する声も上がっている。
双黄連の人気のきっかけは、強い影響力を持つ国営新華社通信による1月31日の報道だった。新華社は、同国の権威ある研究機関、中国科学院が、双黄連の服用により新型コロナウイルスを「抑制できる」ことを発見したと伝えた。
当局は市民に対し感染拡大防止のため人が集まる場所には行かないよう呼び掛けているが、インターネット上に投稿された映像には、双黄連を買い求めているとされる人々が夜間にマスクをして薬局の外に並ぶ様子が捉えられている。
科学者の一人は双黄連の副作用について警告。識者の見解として、専門家と相談せずに伝統薬を服用しないよう呼び掛けた。
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afpbb

日本のクルーズ船隔離を疑問視
その船は膨大な感染者の発生を防ぐための隔離施設ではなく、中国発の憂慮すべき新型ウイルスの培養器になっていると言う科学者が増えている。
日本政府は隔離の有効性を繰り返し主張してきた。しかし、隔離がそれほど厳密ではない可能性を指摘する科学者もいる。
隔離されている乗客と乗員3,711人中542人のウイルス感染が確認され、この船は中国以外で最も感染者の多い場所となった。
日本政府は隔離の有効性を繰り返し主張してきた。しかし、隔離がそれほど厳密ではない可能性を指摘する科学者もいる。
隔離の手順がずさんだった可能性があり、船内で検疫に対応した日本人検疫官3人も感染した。
英国のイースト・アングリア大学医学部教授のポール・ハンター博士は「考えられているほど、人々は隔離されていないのではないか」と述べた。
キングス・カレッジ・ロンドンの感染症専門家ナタリー・マクダーモット医師は「明らかに隔離は機能しておらず、この船は感染源になっている」と述べた。
医師は「船上の隔離措置がどのように実施されたか、船上の空気ろ過装置がどのようなものか、船室はどのように繋がっているか、廃棄物はどのように処理されているかを理解する必要があります」と述べた。
2002～2003年に同類のウイルスSARSが流行したとき、専門家は香港の住宅団地の下水設備の不備により300人以上が感染したことを発見した。マクダーモット医師はダイアモンド・プリンセス号の船内でも同様の問題が起きた可能性があるが、十分な調査が必要だと述べた。
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arabnews