米刑務所の実習員、集合写真でナチス式敬礼 全員解雇に
米東部ウェストバージニア州のジム・ジャスティス知事は30日、同州の刑務官の実習員30人が集合写真の撮影の際、ナチス・ドイツ式の敬礼を行ったため解雇される予定だと明らかにした。
今月に入って米メディアが公開した問題の写真は数週間の研修後に撮影されたもので、実習員らが「ヘイル・バード!(Hail Byrd!、バード万歳!)」と書かれた壁の前でナチス式の敬礼をしている姿が写っていた。バードとは教官のキャシー・バード(Kassie Byrd)氏の名字。
ウェストバージニア州の公安当局によると、ある刑務所当局者がバード氏に懸念を伝えたが、実習員は人種も生い立ちもさまざまだと同氏は反論し、「ハイル・バード!」の文言については「私が(アドルフ・)ヒトラーのように厳しかったから」実習員らが書いたと説明したという。
軍・公安当局は写真に写っていた実習員全員に加え、写真について上司に報告しなかった刑務官の解雇を勧告。また、教官2人もすでに解雇されている。
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