まるで“腸”のような 「シワヒモムシ」が、アジを丸のみする姿がキモい…
名古屋港水族館で飼育されているこの生物は「シワヒモムシ」。その特徴は何と言ってもその名の通り「シワシワなヒモのような姿」だ。ゴムのように伸び縮みもするそうで、なかなかのグロテスクな見た目だ。
分類上は紐型(ひもがた)動物に属し、南極を中心とした海の浅場から3,000m以上の深海まで広く生息する。見た目がグロテスクなので、展示していなかった
――実は20年間以上 展示されていなかったとか。その理由は?
当館では、これまでに何度か南極に生物採集に行っていたのですが、多いのはやはり、お客様に人気な動きのある魚などです。その中でシワヒモムシは活動的ではあまりなく、見た目がグロテスクなところもあって、ずっとバックヤードで控えていました。
そして採集から20年以上が経ち、ちょうど私が飼育担当になった際に展示を始めました。グロテスクな見た目やエサを丸呑みする様子が、来場者の皆さんにも興味深いのではないかと考えました。――エサは何を食べるの?
自然界では動物の死骸を食べていて、当館ではアサリやイカなどを与えていますが、最近はアジが多いです。好き嫌いはなさそうですね。公開されている動画には、アジを丸のみする姿が収められているが、飼育担当者が語るように、8倍速でもゆっくりにみえるほどのスピードで飲み込んでいる。そして飲み込んだアジの形も外側からでもくっきり見える。
本当に腸のようで…気持ち悪い。
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fnn