102歳、今年も「完走」 広島マスターズ陸上
幅広い年代層が競う第37回広島マスターズ陸上競技選手権大会が2日、広島県尾道市のびんご運動公園陸上競技場であった。県内外から約270人が参加。男女別に5歳区切りのクラスに分かれ、計44種目で競った。参加者で最高齢の同県三次市の冨久正二さん(102)は100メートル走に出場し、会場の拍手を受けながら1分8秒05でゴール。「こけずに完走しようと思い、何とか走りきった。というか歩ききりました」と笑顔を見せた。97歳で陸上競技を始め、100歳の時に60メートル走で16秒98の日本記録を出した冨久さんは「筋肉を鍛えてまた挑戦します。あと3年は頑張りたい」。砲丸投げでは2メートル15を投げ、100歳以上の部で県記録となった。(朝日新聞)