これはスポーツマンシップ? 海外賛否、敵の要求でチャレンジ→自ら不利な判定呼ぶ
回数が残っていなかった相手のためにチャレンジ、相手サーブが「フォルト→エース」に
男子テニスのハレ・オープンでサーブの「フォルト」の判定を巡り、回数が残っていなかった相手選手の要求に応えてチャレンジを要求し、判定が覆り、自らにとって不利な結果を呼ぶというシーンが発生。なんとも珍しい瞬間を海外メディアが動画付きで公開しているが、「フェアプレーの本当の意味だ」「いいスポーツマンシップとは言えない」と賛否が沸き起こっている。
珍しいシーンは2回戦のピエールユーグ・エルベール戦(フランス)―セルギ・スタコフスキ(ウクライナ)の一戦だった。スタコフスキが5-1とリードして迎えた第1セット第7ゲーム。ゲームポイントを握ったエルベールが放ったサービスはライン付近で弾んだが、場内に「フォルト」のコールが響いた。打ったエルベールは入っていたと思ったのか、主審のもとに歩み寄った。
ただ、この時すでにチャレンジを使い切っており、判定に従うしかない。すると、思わぬ行動を取った。相手コートのスタコフスキに向かい、なんと「僕のためにチャレンジしてくれないか?」とお願い。スタコフスキにとっては当然、フォルトのままの方が有利。リードしているとはいえ、判定が覆れば、このゲームを落とすことになるが、求めに応じてチャレンジしたのだった。
結局、判定は「イン」に。スタコフスキにとっては不利となる結果を自らのチャレンジで呼ぶことになった。両者、笑みを浮かべていた。相手のために自らチャレンジを要求した珍しい形のスポーツマンシップは、大きな反響を呼んでいる。
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