八村、日本人初の1巡目指名 「やりました。NBAです」
米プロバスケットボールNBAのドラフト会議がニューヨークのブルックリンで行われ、21歳の八村塁が1巡目9位でワシントン・ウィザーズに指名された。バスケットの世界最高峰リーグであるNBAで日本選手がドラフト1巡目指名されるのは史上初の快挙。入団してコートに立てば田臥勇太、渡辺雄太に続く、日本人3人目のNBA選手となる。指名直後、八村は「現実じゃないような気がする。家族、日本にとっても大きな意味を持っている。中学のコーチには、最初の練習から『NBAに行く』と言われていて、それをずっと信じてやってきた。高校、大学のコーチら皆に感謝したい」と英語で述べた後、日本語で「皆さんやりました。NBAです」と満面の笑みを浮かべて喜びを爆発させた。身長203センチ、体重107キロの当たり負けしない体にスピードも兼ね備え、3年目だった昨季はチームの主力に定着。ウェストコースト・カンファレンスのレギュラーシーズン7連覇に貢献。WCC最優秀選手も輝いたほか、全米バスケットボール記者協会などでベスト5選手に選出された。(日本経済新聞)